2009年2月10日火曜日

iknowlyrics.comが賢くなりました

昨日から本日にかけて機能を2つ追加した。
  1. 歌詞から単語を抽出する機能の翻訳を賢くした。以前は単語単体での対訳をiKnowから取得していたが、現在は文もクエリーとして送信しているので、品詞の推定がまともにできるようになった。以前は、just=馬上槍試合大会など、めったに使わないような対訳も出現していた・・・。
  2. ユーザーの作成したリストを20件ごとにページで区切った。「もっと見る」ボタンまたはユーザー名をクリックするとユーザーの作成したリストの一覧を見ることができる機能が以前から実装されていた。しかし、ユーザーの増加によって件数が増えて見づらくなってしまったので、ページで区切るようにした。
以前より便利になっているはずなので、ぜひご利用ください。

2009年2月9日月曜日

プログラミングコンテストの発表会の感想

第2回iKnowデベロッパーカンファレンス&第1回APIコンテスト発表会が2/2(月)渋谷のアゴスジャパンを会場にして催された。参加者の人数はスタッフを含めて40人くらい。第1回のカンファレンスと同様にピザやビールが用意されていてとても自由な感じ。iKnowのスタッフは多くが外国人でとても気さくな方ばかり。笑いが絶えない楽しいカンファレンスだった。

まず、iKnowのスタッフから新しい機能の紹介と研究内容などの発表。iKnowをただの英語の学習サイトから知識を集約させる情報の中心となる(例えばWikipediaのような)サイトへと進化させていきたいらしい。社内の開発者が自然言語解析だけでなくsemanticsなどの研究も進めているようだ。

次に、開発者によるAPIを使ったアプリの紹介。私もiknowlyrics.comを発表した。DSのアプリをマジコンで開発して、実演していた開発者もいた。こういう独創的な開発者と会えるからデベロッパーカンファレンスは楽しい。

最後に、発表会では3位から順に発表され、賞状をいただいた。大きなコンテストではなかったけれども、表彰していただけるのはやっぱりうれしい。

その後は、近くの飲み屋で懇親会が行われた。飲むこと自体が好きなので、イベントの内容に限らず飲む機会があればできるだけ参加するようにしている。開発者の方と飲みに行くのは非常に楽しい。特に外国の開発者から日本ではまだあまり知られていないWebサイトを教えてもらったりするのがものすごく貴重な機会となっている。

2009年2月5日木曜日

CNETに記事が載りました

セレゴ・ジャパン、「iKnow! API」を利用したアプリケーション開発コンテストの結果を発表

http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20387628,00.htm

3位に入賞することができました。サイトを使ってくれたみなさんのおかげです。ありがとうございました。

追記:技術評論社のサイトにも乗りました。
http://gihyo.jp/news/report/2009/02/0501

カンファレンスや発表会の様子については、また今度書きます。

2009年2月1日日曜日

開発の苦労話その1~単語リストの取得に時間がかかりすぎる

iknowlyrics.comには「単語リスト作成」という機能がある。
これは、歌詞で使われている単語を取得した後に、その単語がiKnow!に登録されているかどうかをチェックするというものだ。
開発当初は手続き的にiKnow!にクエリーを送信していたが、遅すぎて現実的に使えなかった。
理由は、100個近くある単語すべてに対して"search items"をリクエストしているから。
問題を解決するために、マルチスレッドにして分散して呼び出すようにした。
しかし、実際に動かしてみると、取得できる単語数が少ない上に、取得する度に単語数が変化していた。
どうやら同時リクエスト数がiKnow!側で制限されているような気がする。
そこで、1秒間に呼び出すスレッドの数を制限することで調整した。
というわけで、これ以上この機能を早くするのは、iKnow! APIの仕様が変わらないと難しいかもしれない。