2013年8月10日土曜日

OUYA に Android アプリをインストールする方法

OUYA に Android アプリをインストールする方法を紹介する。

OUYA のゲームは専用のマーケットからすべて無料でダウンロードでき、遊んでみて気に入れば購入することで続きを遊べるようになっている。
専用マーケットは Google Play ではないため OUYA で Play ストア にあるアプリを取ってくることはできない。
しかし、別の Android 機を使って Playストアからアプリを取ってくることで、OUYA にアプリをインストールすることができる。

必要なもの
OUYA に Android アプリを入れるために必要な3つのもの。
  1. OUYA
  2. Windows 搭載のパソコン(以下、パソコン)
  3. Android 4.x (4.1以降)搭載機 (以下、Android)
筆者の環境では Android 機として Nexus 7 (2012) を使用した。

注意すべきこと
本記事によるアプリのインストール操作によって起こった如何なる損害に対しても筆者は保証しませんので自己責任でお願いします。

  • すべてのアプリがインストールできるとは限らない。
  • インストールができてもすべてのアプリが動作するわけではない。
  • タッチパネルによる操作を前提としたアプリを正常に操作できない可能性がある。


事前準備
作業に入る前に以下の事前準備が初回時のみ必要である。
  1. Android に ESファイルエクスプローラーをインストールする。
  2. パソコンに Android SDK をインストールする。
  3. パソコンと OUYA を接続してドライバをインストールする。
  4. パソコンから OUYA が認識できていることを確認する。
(1) ESファイルエクスプローラーは Android でアプリをファイルにバックアップするのに使う。

(2) JAVA がインストールされていなければ予めインストールしておく。
Android SDK のサイトにアクセスして「Download the SDK」をクリックする。
"I have read and agree with the above terms and conditions" にチェックを入れ、自分の OS のバージョンに合わせて 32bit か 64bit を選択してダウンロードする。
ダウンロードした zip を適当な場所で解凍する。
「SDK Manager.exe」を起動して Extras > Google USB Driver にチェックを入れ "Install Packages..." をクリックしてインストールする。

(3) Android SDK 解凍先の sdk\extras\google\usb_driver\android_winusb.inf をテキストエディタで開く。
[Google.NTx86] と [Google.NTamd64] のセクションに以下をそれぞれ追加する。
;OUYA Console  
%SingleAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2836&PID_0010  
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, USB\VID_2836&PID_0010&MI_01
OUYA の Micro USB ポートをパソコンの USB ドライブにケーブルで接続する。
インストールが始まったら上記の android_winusb.inf を読み込んで OUYA を認識させる。

(4) ドライバがインストールコマンドプロンプトを立ち上げる。
Android SDK 解凍先の sdk\platform-tools に cd コマンドで移動して以下のとおりにコマンド入力を行う。
(C:\Development 以下に adt-bundle-windows-x86_64 というディレクトリに解凍しているものとする。)
cd C:\Development\adt-bundle-windows-x86_64\sdk\platform-tools
adb kill-server  
echo 0x2836 >> "%USERPROFILE%\.android\adb_usb.ini"  
adb start-server      
adb devices
デバイス一覧に OUYA が含まれていれば準備完了だ。

作業手順

  1. OUYA に入れたいアプリを Android にインストールする。
  2. ESファイルエクスプローラーでアプリのバックアップをとる。
  3. バックアップしたアプリファイル (.apk) をパソコンに送る。
  4. パソコンを OUYA と接続する。
  5. パソコンから OUYA にアプリを送る。
(1) OUYA にインストールしたいアプリを Playストアから Android にインストールする。

(2) Android で「ESファイルエクスプローラー」を起動する。
メニューの「ツール」>「アプリマネージャ」でバックアップを取るアプリのアイコンを長押しする。
「バックアップ」を押してバックアップを実行する。

(3) USB 接続やその他のサービスを使って Android にバックアップ保存した apk ファイルをパソコンに送る。
バックアップしたファイルは sdcard0/backups/apps 以下に保存されている。

(4) パソコンと OUYA を USB 接続する。
「事前準備」にある adb devices で OUYA が認識されている状態にする。

(5) コンソールで以下のコマンドを実行する。
adb install 
上記コマンドが成功すればインストール完了である。
OUYA を起動してアプリを確認してみる。
MAKE > SOFTWARE にインストールしたアプリがあればインストール成功だ。
「O」ボタンでアプリを起動できる。

雑記
いくつかのアプリについてはインストールしてみて問題なく動作することを確認した。
しかし、インストールできないアプリや操作できないアプリも存在した。
動画系のアプリは OUYA で再生すると良さそうだ。
筆者の環境ではニコニコ動画やバンダイチャンネルなどのアプリが動作した。

参考サイト

本記事は以下のサイトの記事を参考として書いた。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1307/09/news042_3.html

G-cluster と WiMAX

G-cluster というゲーム機が WiMAX で動くか人柱として試してみた。
http://gcluster.jp/
サーバ側で画像をレンダリングするという斬新な仕様だ。

結論から書くと「無理」でした。

G-cluster で遊ぶには 「HDMI 端子がある TV」 と 「WiFi」 が必要。
初期設定自体はそんなに難しくない。
会社の固定回線でテストしたときは全く問題なく遊べた。
RPG や簡単なアクションゲームではサクサク動く。
フレーム単位の精度を要求される格闘ゲームや弾幕シューティングは厳しいかな。
固定回線ではそれなりに遊べることがわかった。

WiMAX でどの程度遊べるのか実験してみたくなった。
WiMAX の WiFi ルータに接続するところまではできた。
初期設定の最後のところでエラー「-5」が表示されて、スタート画面に辿りつけない。
何度かリセットしてみても全然ダメだった。
仕方がないのでサポートセンターにメールで問い合わせる。
サポートは親切丁寧に対応してくれたが、やはり WiMAX の不安定な回線では初期設定を完了することができなかった。
WiMAX で G-cluster をやろうとしている人は諦めたほうがいいかもしれない。
もちろん基地局との位置関係などによっては接続できるかもしれないが、正常に動作させるためには固定回線を推奨するとのこと。

みんなも G-cluster で遊ぶときは固定回線(光推奨)で遊ぼう。

2011年5月4日水曜日

電子書籍の自炊3

仕事とか地震とかいろいろあってツールを自作するのが面倒になったので既存のツールを探してみた。
自炊した電子書籍をiPhoneで見るには DropBox + SideBooks が一番よさげ。
PCでは Foxit Reader か Adobe Digital Editions が使いやすい。

2010年11月24日水曜日

windows複数コマンド実行バッチ

windows で複数ファイルに対して同じコマンドを実行したい場合に使うバッチのサンプル。
以下は pdftotext をカレントディレクトリの *.pdf に対して実行するバッチ。
for %i in (*.pdf) do pdftotext "%i"

2010年11月1日月曜日

電子書籍の自炊2

PDFをHDDに入れておくだけではデータをコピーしたPCでしか見れず不便なので、Webで参照できるシステムを作ることにした。
テキスト検索もできるようにしてあるので、全文検索エンジンと組み合わせたらさらに便利になるに違いない。
Amazon EC2で作ろうかとも考えたが、ふと思い立ってベアボーンキットを買って自サーバを立てることにした。
shuttle xs35 に RAM 2GB と HDD 500 GB を積んで25000円。
OSはDebian squeezeをインストールした。
ホントはlennyにしたかったけど、LANを認識しないというサイトをいくつか見かけたので。
squeezeでは特に問題なく認識できた。
とりあえずSSHでログインできるところまではセットアップした。

さて、この後はどう作っていこうか。

2010年10月30日土曜日

電子書籍の自炊1

自宅に本が増えすぎたので電子書籍を自作しようと思い立ち、本を業者に頼んで裁断してもらったのが半年以上前。まだ冬だったはず。
手持ちの ScanSnap S510 でスキャンを始めたが、思ったより手間がかかり進まない。
作業状況を書く事で些かでも先に進むと思い、久々にブログを書く事にした。

スキャンは他の作業の合間に行い、大体1冊20-30分程度かかる。
紙の厚さにもよって、50-100枚程度を一回のセットでスキャンできる。
薄すぎる紙は給紙できない。2回やってみて、できない本は諦めて捨てる。
1冊当り2回程度は何らかの問題が起きる。
紙詰まり、裁断不良、2枚給紙、スキャナのハングアップ・・・
50冊程度はスキャンが終わった。
裁断した残りは50冊程度。正確な数は数えてないのでわからない。
先は長いぞ、頑張れ!>俺

PDFはスキャナ付属のOCRにかけてテキスト検索可能にしてある。
100%ではないが、ないよりマシなのでテキスト化の精度では悩まないことにしている。
一冊あたりの容量は20MBくらい。
バックアップはAmazon S3とローカルのHDDにコピーをおいている。
個人のシステムで三重冗長なら十分過ぎるだろう。

2009年12月8日火曜日

Ubuntuにpylibmcをインストールする手順

1. apt-getでlibeventをインストール
wget http://monkey.org/~provos/libevent-1.4.13-stable.tar.gz
tar xzvf libevent-1.4.13-stable.tar.gz
cd libevent-1.4.13-stable
./configure
make
sudo make install


2. apt-getでmemcachedをインストール
wget http://memcached.googlecode.com/files/memcached-1.4.4.tar.gz
tar xzvf memcached-1.4.4.tar.gz
cd memcached-1.4.4
./configure
make
sudo make install


3. apt-getでlibmemcachedをインストール
wget http://download.tangent.org/libmemcached-0.35.tar.gz
tar xzvf libmemcached-0.35.tar.gz
cd libmemcached-0.35
./configure
make
sudo make install


4. setup.pyでpylibmcをインストール
wget http://pypi.python.org/packages/source/p/pylibmc/pylibmc-0.9.2.tar.gz
tar xzvf pylibmc-0.9.2.tar.gz
cd pylibmc-0.9.2
python setup.py build
sudo python setup.py install